「奨学金が返せない……でも奨学金って、普通の借金みたいに整理できないんじゃ?」——そんな不安でこのページを開いた方へ。

大丈夫です、奨学金にもちゃんと解決策があります。
奨学金の返済に行き詰まる人は、本当にたくさんいます。就職後の収入が思ったより低かった、体調を崩した——理由はさまざまで、あなたが悪いわけではありません。まずは「公式の救済制度」から、順に選択肢を見ていきましょう。
※筆者くまごろ自身、投資詐欺をきっかけに8社・約800万円の借金を抱え自己破産を経験し、そこから信用を回復した当事者です。
結論から言うと、奨学金が返せないときは「①まず公式の救済制度(猶予・減額)→②それでも難しければ債務整理」という順番で考えます。JASSO(日本学生支援機構)には返済を止めたり減らしたりする制度があり、最終的には自己破産で免除することも可能です。順番を間違えず、早めに動くことが何より大切です。
対処法は大きく4つのルート
奨学金が返せないときの選択肢は、次の4つに整理できます。上から順に「軽い対処」で、まずは①②の公式制度から検討するのが基本です。下の表で全体像をつかんでください。
| 対処法 | どうなる | こんな人に |
|---|---|---|
| ① 返還期限猶予 | 返済を一時的に止める(最大10年) | 失業・病気などで一時的に収入が減った |
| ② 減額返還 | 月々の返済額を1/2・1/3に下げる | 働いているが、今の返済額がきつい |
| ③ 任意整理 | JASSOの奨学金は対象にしにくい(交渉に応じてもらえない)。他社の借金を整理する手続き | 奨学金以外にも借金がある |
| ④ 自己破産 | 奨学金を含め返済義務が免除される | 返済の見込みが立たない |
それぞれを順に詳しく見ていきます。
① まず試す:返還期限猶予制度(JASSO)
「返還期限猶予制度」は、一定の条件を満たせば返済を先送り(猶予)できる制度です。返済を止めても延滞扱いにならないため、信用情報に傷がつきません。主な対象は次のような方です。
- 年収が一定以下(有利子奨学金で年収300万円以下が目安。無利子は基準が別)
- 失業・傷病・育児・介護などの事情がある
- 災害による被害を受けた
- 最大10年間まで猶予できる(1年ごとに更新申請が必要)
- 猶予中は延滞扱いにならず、信用情報に傷がつかない
- あくまで「先送り」で返済額の総額は減らないが、立て直しの時間を作れる
② 減額返還制度(JASSO)
収入はあるけれど今の返済額がきつい、という場合は「減額返還制度」が向いています。月々の返済額を1/2または1/3に下げ、そのぶん返済期間を延ばす制度です。総額は変わりませんが、毎月の負担を軽くできます。収入条件の目安は次のとおりです。
| 世帯人数 | 年収の目安(上限) |
|---|---|
| 1人 | 約325万円以下 |
| 2人 | 約388万円以下 |
| 3人 | 約431万円以下 |
猶予と減額のどちらが合うかは収入と事情によります。「返済を一旦止めたい」なら猶予、「少しずつでも払い続けたい」なら減額、と考えるとよいでしょう。
③ 奨学金の任意整理
結論から言うと、JASSOの奨学金は、任意整理ではほとんど軽くできません。任意整理は「業者と交渉して将来かかる利息をカットしてもらう」手続きですが、JASSO(日本学生支援機構)はこの減額交渉に応じず、原則「決められた条件どおり返してください」という姿勢だからです。そのため、奨学金そのものを任意整理で減らすのは現実的ではありません。
一方、銀行系・自治体・企業などが扱う奨学金であれば、一般の借金と同じように任意整理に応じてもらえる場合があります。まずは自分の奨学金がどの種類かを確認しましょう。
奨学金以外に消費者金融やカードの借金がある場合、そちらだけを任意整理し、奨学金は猶予・減額で対応するという組み合わせが有効です。任意整理は対象を選べるので、奨学金を外せば連帯保証人(親など)への影響も避けられます。連帯保証人への影響はこちらの記事で詳しく解説しています。
④ 自己破産(奨学金も免除される)
返済の見込みがどうしても立たない場合は、自己破産で奨学金を含めた借金の支払い義務を免除できます。JASSO奨学金も免責の対象です。他に借金があれば、まとめて一度の手続きで整理できます。ただし、申し立て前に必ず確認すべきことがあります。
- 連帯保証人(親・親族)に一括請求が行く……事前に事情を伝え、保証人側の対応も相談しておく
- 奨学金だけでなく、他の借金も合算して判断する
- 機関保証の場合は、保証会社からの請求になることを確認する
保証人への影響が心配で踏み出せない方も多いですが、放置して延滞・差し押さえに進むほうが、結果的に保証人の負担は大きくなります。早めに弁護士へ相談するのが、保証人を守ることにもつながります。
奨学金が返せなくなるのは、借りた人が悪いわけじゃありません。就職後の収入が想定より低かった、病気になった——誰にでも起こりうることです。僕自身の借金に奨学金は含まれていませんでしたが、借金問題の本質は同じだと感じます。「放置すると必ず悪化する」「早く動けば選択肢が多い」。この2つは、経験者として断言できます。猶予や減額という知らない制度がある可能性も含め、まず一度プロに相談してみてください。
奨学金を延滞するとどうなる?
猶予も減額も申請せず延滞してしまうと、次のように段階的に状況が悪化します。進むほど後戻りが難しくなるので、延滞する前の行動が肝心です。
- 延滞金が上乗せされる……返すべき額がさらに増える
- 信用情報に延滞が記録される……いわゆるブラックの状態になり、カードやローンが使えなくなる
- 残額の一括請求が来る……分割ではなく全額をまとめて求められる
- 連帯保証人(親など)に請求が行く……家族に影響が及ぶ
- 給与・預金の差し押さえ……最終段階として強制執行に至る
裏を返せば、延滞が始まる前に猶予・減額を申請すれば、これらはすべて避けられます。「返せないかも」と思った時点が、動くべきタイミングです。
猶予・減額で立て直せるのか、それとも債務整理が必要なのか——その線引きは、奨学金と他の借金の全体像を見て判断する必要があります。一人で抱えず、まず無料相談で整理してもらいましょう。
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よくある質問
筆者くまごろは、8社・約800万円の借金を自己破産(少額管財)で整理し、そこから約1年半でクレジットカードを持てるところまで生活を立て直しました。「どん底からでも、ちゃんとやり直せる」——それを自分の経験として言えるのが、このサイトの強みです。記事内の数値・制度は、指定信用情報機関CIC公式サイトなど公的な一次情報で確認しながらお届けしています。
- Q奨学金は自己破産で免除されますか?
- Aはい。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金も、自己破産の免責対象です。ただし連帯保証人(親など)には残額の一括請求が行きます。機関保証の場合は保証会社が立て替え、保証会社からあなたへ求償される流れになります。
- Q奨学金の返済が苦しいときの救済制度はありますか?
- AJASSOには「返還期限猶予制度」(返済を最大10年止められる)と「減額返還制度」(月々の返済額を1/2・1/3に下げられる)があります。債務整理を考える前に、まずこの2つを検討するのが基本です。
- Q奨学金だけを任意整理できますか?
- AJASSOは任意整理の交渉に応じにくいため、奨学金単体の任意整理は難しいのが実情です。一方、銀行系・自治体・企業の奨学金は応じる場合があります。奨学金以外に借金があるなら、そちらだけを任意整理し奨学金は猶予・減額で対応する、という組み合わせも有効です。
- Q奨学金を延滞するとどうなりますか?
- A延滞金が上乗せされ、信用情報に延滞が記録されます(いわゆるブラックの状態)。さらに延滞が続くと、残額の一括請求 → 連帯保証人への請求 → 給与差し押さえへと進みます。延滞する前に、できるだけ早く猶予・減額を申請してください。
- Q保証人(親)が払えない場合はどうなりますか?
- A連帯保証人も支払えない場合は、保証人自身も債務整理を検討することになります。機関保証に加入していた場合は、保証会社が代位弁済し、その後あなたへ請求が来ます。いずれにせよ早めに弁護士へ相談するのが安全です。
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奨学金の返済は、制度を知っているかどうかで大きく変わります。猶予・減額・債務整理——あなたに合う方法は必ずあります。まずは無料相談で、選択肢を一緒に整理してみませんか。秘密厳守・相談無料です。
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債務整理を終えたら——次は「信用の回復」
債務整理で生活を立て直したあとに待っているのが信用情報の回復です。手続き後はしばらくクレジットカードが作れませんが、その期間でも作れて、回復の実績づくりに使えるのがデポジット型のネクサスカード。今すぐではなくても、「いつか必要になったとき」のために知っておくと安心です。くまごろ自身も、これで信用を取り戻しました。