リゾートバイトに行くことが決まったあと、
意外と悩むのが「持ち物をどうするか」という点です。
旅行と同じように考えていいのか、
仕事がある分、何か追加で必要なのか。
調べてみると情報が多く、かえって判断に迷ってしまうこともあります。
特にシニア夫婦の場合は、
荷物を増やしすぎたくない一方で、
「現地で困るのは避けたい」という気持ちも強いのではないでしょうか。
この記事では、
シニア夫婦が1か月程度のリゾートバイトに行く際に、実際に役立つ持ち物を、
「基本的に必要なもの」と「あるとより便利なもの」に分けて整理しています。
ご自身の生活スタイルや行き先を思い浮かべながら、
無理のない準備の参考にしてみてください。
ちなみに、リゾートバイト全体の流れ(申込み〜出発〜現地生活)も先に整理しておきたい方は、こちらにまとめています。
👉 リゾートバイトはシニアでもできる?60代夫婦が知っておきたいメリット・不安・始め方
リゾートバイトの持ち物一覧(シニア夫婦向け)
まずは、基本となる持ち物から確認してみてください。
ここに挙げているものは、
1か月程度のリゾートバイトで多くの人が実際に使っているものです。
基本(必須)持ち物リスト
※忘れると生活や仕事に支障が出やすいもの
| カテゴリ | 持ち物 |
|---|---|
| 書類・貴重品 | 身分証明書/健康保険証/現金(2〜3万円を目安・買い物環境で調整)/キャッシュカード/印鑑 |
| スマホ・電源 | スマートフォン/充電器 |
| 衣類(洗濯前提) | 下着・靴下(3〜4日分)/部屋着・パジャマ/私服(2〜3日分)/動きやすい服(仕事用・指定がある場合はそれに従う) |
| 足回り・室内用 | 仕事用の靴(必要な場合)/スリッパ |
| 洗面・身の回り | 歯ブラシ/歯磨き粉/シャンプー・ボディソープ(普段使っているもの)/ハンドタオル(2〜3枚) |
| タオル類 | フェイスタオル(2〜3枚)/バスタオル(2〜3枚) |
| 洗濯用品 | 洗剤/洗濯ネット/ハンガー/洗濯ばさみ |
| 体調管理 | 常備薬(胃薬・頭痛薬などを含む/+予備)/お薬手帳(通院中の方) |
| 衛生・応急対応 | マスク/綿棒/絆創膏 |
この表にあるものが、持ち物の土台になります。
まずはここを揃えれば、現地で困る可能性はかなり低くなります。
仕事内容によっては、服装や靴など「指定」が出ることもあります。体力面も含めて職種から見直したい方はこちら。
👉 シニアでもできるリゾートバイトの職種ガイド|性格・体力・夫婦で選ぶ働き方
あった方がより便利な持ち物
次は、必須ではないものの、あると快適さや安心感が増すものです。
すべてを持つ必要はありません。
ご自身の生活スタイルや行き先に合わせて選んでください。
あった方がより便利な持ち物リスト
※必須ではありません
※「あ、これ自分には必要だな」と思うものだけ拾えばOK
| 分類 | 持ち物 |
|---|---|
| 飲み物・節約 | 水筒(自販機・ペットボトル代の節約に) |
| 生活小物 | 延長コード(コンセントが少ない寮の場合) |
| 体調・ケア | ハンドクリーム(乾燥対策)/湿布 |
| 関節・体力 | サポーター(ひざ・腰など、普段使っている部位のみ) |
| 睡眠・休息 | 耳栓/アイマスク/携帯枕 |
| 衛生 | 予備マスク |
| 季節対策 | (夏)薄手の長袖(冷房・日差し対策) |
| (冬)防寒インナー/カイロ | |
| 洗濯補助 | 洗濯ロープ(物干しが少ない場合) |
| 気分転換 | 本(読書用)/その地域に関する本・ガイドブック |
| 記録・管理 | 手帳/筆記用具/メモ帳(普段使っている人のみ) |
ここに載っているものは、すべて「なくても生活は回る」もの
でも、あると
- 出費が減る
- 疲れにくい
- 気持ちに余裕が出る
という位置づけです。

便利リストって、“全部持つ”じゃなくて
“自分に合うのを選ぶ”感じだね

はい。必要なモノだけ拾って、
準備を重くしすぎないのがコツです。
こちらは 「あるとより快適になる選択肢」 です。
新しく買い足す必要はなく、普段使っているものがあれば十分です。
「便利リストって実際どんな場面で役に立つの?」という方は、1か月温泉地で過ごした夫婦の体験談も参考になります。
👉 【実話レビュー】65歳男性が妻と1ヶ月の温泉地リゾートバイトへ── 得たもの、手放したもの、そして小さな失敗
この章のポイントまとめ
- 基本(必須)=生活と仕事が回る最低限
- 便利=快適さ・節約・安心感を高めるもの
- 季節や地域差は「便利リスト側」で調整する
この2つの表を基準にすれば、
持ち物について大きく迷うことはなくなります。
旅行とリゾートバイトで、持ち物はどう違う?
リゾートバイトの持ち物は、
基本的には 旅行の延長 で考えて問題ありません。
ただし、いくつかだけ
旅行とは前提が違う点 があります。
ここを押さえておくと、
「持ちすぎた」「逆に足りなかった」という失敗を防ぎやすくなります。
① 滞在期間が長く、「生活」が前提になる
旅行は数日で終わりますが、
リゾートバイトは 数週間〜1か月程度 滞在するケースが一般的です。
そのため、
- 着替えは日数分そろえる必要はない
- 洗濯をしながら回す前提で考える
という点が、旅行との大きな違いです。
今回の持ち物リストで
下着や靴下を「3〜4日分」にしているのは、
不足するからではなく、無理なく回すため です。
② 仕事があるため、体調管理の優先度が高い
旅行中であれば、
少し体調が悪くても予定を調整できます。
一方、リゾートバイトでは
体調を崩すと、仕事や周囲にも影響が出やすくなります。
そのため、
- 普段使っている常備薬
- 胃薬や頭痛薬など、体調変化に対応できるもの
は、旅行以上に重要になります。
「念のために持つ」というより、
普段の生活をそのまま持っていく
という感覚が近いかもしれません。
③ 現地での買い物が、思ったより自由でない場合がある
勤務地によっては、
- コンビニやスーパーが遠い
- 仕事終わりに買い物に行きづらい
- 営業時間が限られている
といったこともあります。
そのため、
最初の数日を安心して過ごせるだけの持ち物は、
出発前に用意しておく方が楽です。
この章のまとめ
- リゾートバイトは「旅行」+「生活」
- 洗濯前提・体調管理重視で考える
- 現地調達できない前提で、最低限は持っていく
この考え方を押さえておけば、
先ほどの 2つの持ち物表 が
自然と腑に落ちるはずです。

旅行みたいに全部そろえなくていいけど、
生活に必要なものはちゃんと持っていく、って感じだね

はい。増やしすぎないけど、我慢もしすぎない。
そのバランスが大切です。
買い物や洗濯など、現地での「生活のしやすさ」は寮環境に左右されます。寮のリアルはこちらで。
👉 夫婦で同じ職場&同室で働ける?リゾバの寮・生活のリアル
夫婦で分担すると、持ち物準備がぐっと楽になります
シニア夫婦でリゾートバイトに行く場合、
持ち物をそれぞれが全部把握しようとすると、
かえって抜けや重複が起きやすくなります。
ポイントは、
荷物を増やすことではなく、役割を分けて確認すること です。
分担の考え方(難しく考えなくてOK)
- 「管理する人」と「確認する人」を分ける
- どちらか一人に負担を寄せすぎない
- 最低限、どこに入れたかは共有しておく
完璧な分担は必要ありません。
目安として決めておくだけで、準備はかなり楽になります。
分担しやすい持ち物の例
| 分類 | 夫 | 妻 |
|---|---|---|
| 書類・貴重品 | 現金・キャッシュカード | 健康保険証・印鑑 |
| 洗濯まわり | ハンガー | 洗剤・洗濯ネット |
| 体調管理 | 常備薬の予備 | 常備薬・お薬手帳 |
| 電源関係 | 延長コード(必要な場合) | 充電器 |
※あくまで一例です。
普段の役割分担に合わせて、無理のない形に調整してください。
「二人とも知らない」を防ぐために
現地で困りやすいのは、
「どっちが持ってると思ってた?」 というケースです。
特に注意したいのは、
- 薬
- 書類(保険証・印鑑)
- 現金の予備
これらは、
どちらが持っているかを事前に共有しておくと安心です。
この章のまとめ
- 持ち物は、分担したほうが準備しやすい
- 目的は「荷物を減らす」ではなく「抜けを防ぐ」
- 目安を決めておくだけで十分
ここまで確認できていれば、
持ち物準備はほぼ整っています。

二人で全部覚えようとしなくていいって、気が楽だね

はい。役割を決めておくだけで、準備のストレスが減りますよ。
持ち物の分担とあわせて、出発前に話しておくと現地でラクになるポイントもあります。
👉 夫婦でリゾートバイトをする前に話し合っておきたい5つのこと
Q&A
現金は1か月で2〜3万円で本当に足りますか?
多くのリゾートバイトでは、寮費や食費がかからないケースが多く、日常的に現金を使う場面はそれほど多くありません。そのため、1か月程度であれば2〜3万円を目安に考えて問題ないことがほとんどです。周辺にお店が少ない場合や、外食や観光を楽しみたい場合は、少し多めに用意して調整すると安心です。
常備薬には、市販の胃薬や頭痛薬も含まれますか?
はい、含めて考えてください。普段から使っている薬に加えて、胃薬や頭痛薬など、体調が崩れたときに必要になる市販薬も常備薬として持っていくと安心です。現地で手に入りにくい場合もあるため、旅行よりもやや余裕をもって準備しておくことをおすすめします。
「あった方がより便利な持ち物」は、すべて持っていった方がいいですか?
いいえ、すべて持っていく必要はありません。便利リストは「自分の生活スタイルや行き先に合いそうなもの」を選ぶための一覧です。基本の持ち物がそろっていれば生活に困ることはほとんどないため、必要だと感じたものだけを追加してください。
体調面や保険の確認も、出発前に一度だけチェックしておくと安心です。
👉 シニアがリゾートバイトに行く前に確認したい健康・保険のポイント
まとめ|この順番で確認すれば、持ち物準備は整います
リゾートバイトの持ち物は、
特別なものをたくさん用意する必要はありません。
大切なのは、
「旅行より少し生活寄り」
その違いを意識することだけです。
持ち物準備の流れを、もう一度整理します
- 基本(必須)持ち物リストを確認する
→ 生活と仕事に必要な最低限がそろいます - あった方がより便利な持ち物リストを見る
→ 自分たちに合いそうなものだけ選びます - 夫婦で分担を決める
→ 抜けや重複を防げます
この3つを順に確認すれば、
持ち物について大きく迷うことはありません。
持ち物は「多さ」より「納得感」
荷物が多いほど安心、というわけではありません。
反対に、少なすぎて我慢が増えるのも避けたいところです。
- ないと困るものは、きちんと持つ
- あると楽なものは、必要に応じて足す
そのくらいの感覚で十分です。

こうやって整理してみると、
思ったより“いつもの生活”に近いね

はい。無理なく準備できれば、
現地での時間も落ち着いて過ごせます。
このページを見ながら準備していただければ、
持ち物のことで不安になる時間は、きっと減るはずです。
あとは、
無理のないペースで荷造りを進めてみてください。
「どの派遣会社で申し込むか迷っている」場合は、シニア夫婦向けに比較した記事から見ると選びやすいです。
👉 シニア歓迎のリゾートバイトサイト比較5選【夫婦応募OKあり】
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