海外旅行や出張で欠かせないのが、スマホのインターネット接続。
「空港でSIMを探して高くついた…」「レンタルWi-Fiが重くて不便だった…」そんな経験はありませんか?
近年は、アプリから数分で購入でき、現地に着いた瞬間から使えるeSIMが旅行者の新しい常識になりつつあります。とはいえ、「どのeSIMを選べば失敗しないのか」「無制限プランって本当に使えるの?」と迷う人も多いでしょう。
本記事では、海外旅行者から評価が高い主要eSIMサービスを料金・利便性・実用性の3つの基準で比較し、ランキング形式で紹介します。
比較対象は海外レビューでも頻出する Airalo・Nomad・Holafly・Saily に加え、日本人旅行者に便利な JAPAN&GLOBAL eSIM の5つ。
読むことで以下のことがわかります。
- 人気eSIM5社の強み・弱みを公平に比較
- 「コスト」「利便性」「実用性」での総合スコア
- 旅行スタイル別に最適なeSIMの選び方
- 実際に使った人の声や注意点
結論から言うと、**総合的な使いやすさ・安心感を求めるなら「Saily」**が最もおすすめ。
価格は最安ではありませんが、アプリのわかりやすさやNord系セキュリティの安心感まで含めると、総合点で一歩抜きん出ています。
それでは、2025年最新版のeSIMランキングを見ていきましょう。
※日本国内での一時帰国や訪日旅行向けのeSIMを探している方は、国内版おすすめランキングもぜひご覧ください。
海外旅行にeSIMが欠かせない理由
eSIMは「SIM差し替え不要」「荷物いらず」「アプリで即時開通」という強みがあり、従来のSIMやWi-Fiルーターよりも旅行者にとって圧倒的に便利です。
短期旅行でも長期滞在でも、安心して使える通信手段として選ばれる理由がここにあります。
従来のSIM・Wi-Fiとの違い
海外でスマホを使う方法として、これまでは「モバイルWi-Fiルーター」や「現地SIM」が一般的でした。
ただし、モバイルWi-Fiは受け取り・返却の手間やバッテリー管理が必要、現地SIMは言語や設定のハードルがあります。
一方、eSIMはスマホ本体に内蔵されるデジタルSIM。差し替えや返却が不要で、手軽さと安心感が圧倒的です。
👉 より詳しい比較はこちらでまとめています:海外旅行で使うモバイルWiFiとeSIMの徹底比較
アプリで即時開通できる便利さ
eSIMはアプリから数分で開通できるため、到着後すぐにネットを使いたい人に最適です。
空港でカウンターを探す必要もなく、日本出発前に設定しておけば現地でスムーズに利用開始できます。
対応国が広く荷物も不要
主要eSIMサービスは200以上の国と地域に対応。複数の国を周遊する旅行にも便利です。
ポケットWi-Fiのように本体を持ち歩く必要もなく、スマホ1台で完結するので荷物を減らせるのも大きなメリットです。
主要サービス比較表
ランキングを見る前に、今回紹介する主要5サービスを横並びで比較しておきましょう。
対応国数や料金体系、無制限プランの有無などを一覧で確認することで、それぞれの特徴が一目でわかります。
項目 | Saily | Airalo | Holafly | Nomad | JAPAN & GLOBAL |
---|---|---|---|---|---|
対応国数 | 200+ | 200+ | 約170 | 約110 | 国内+海外60+ |
最小プラン例 | 1GB/7日 | 1GB/7日 | 無制限/5日 | 1GB/7日 | 1GB/7日 |
料金(1GBあたり目安) | 約600円〜 | 約400円〜 | 無制限のみ | 約500円〜 | 約700円〜 |
無制限プラン | なし | なし | あり(速度制御) | なし | なし |
5G対応 | 一部あり | 一部あり | 国による | 国による | 国内プランは対応 |
アプリ操作 | ◎(直感的UI) | ○(多機能) | ○(簡単) | ◎(シンプル) | ○(日本語対応) |
サポート | 24時間/英語+一部日本語 | 英語中心 | 24時間(英語) | 英語中心 | 日本語あり |
特徴まとめ | 初めてでも安心 | プラン数最多 | 無制限で安心 | 短期旅行に最適 | 国内+海外で使える |
👉 では次に、「数あるeSIMの中でどれを選べばよいのか?」を判断するために、ランキングの評価基準を見ていきましょう。
ランキングの評価基準(3つ)
数多くのeSIMサービスの中から本当におすすめできるものを厳選するために、当サイトでは次の3つの基準で評価しました。
「コスト」「利便性」「実用性」 の3つを重視することで、旅行者にとって本当に使いやすいサービスを見極めています。
コスト(料金の明確さ・GB単価)
旅行中に気になるのが通信料金。単に「安い/高い」ではなく、1GBあたりの単価がわかりやすいか、追加料金が発生しにくいかを基準にしています。
料金表示が明確で、予算に応じて無理なくプランを選べるサービスを高評価としました。
利便性(対応国数・アプリ・サポート)
海外旅行は行き先によって必要な対応エリアが変わります。
そのため、対応国数の多さや、アプリで購入から開通まで完結できる手軽さを重要視しました。
さらに、いざという時に日本語や24時間体制などのサポート体制があるかどうかも利便性の大きなポイントです。
実用性(通信品質・5G対応・無制限の実態)
いくら料金や対応国が優れていても、実際の通信品質が悪ければストレスになります。
ここでは、現地でどの通信キャリアに接続するか、5G対応の有無、そして「無制限プラン」が速度制御(FUP)によってどの程度制限されるかをチェックしました。
旅行中に安定して快適に使えるかどうかを最も重視しています。
この3つの基準をもとに、主要なeSIMサービスをランキング化しました。
それでは早速、海外旅行におすすめのeSIMランキングTOP5 を見ていきましょう。
2025年版 海外旅行eSIMランキングTOP5
第1位 Saily
Sailyは、最新サービスながら利用者満足度が高く、直感的なアプリ操作と幅広い国への対応で安心して選べるeSIMです。
「価格の安さ」よりも「使いやすさ・信頼性」を重視する人に最適の一枚です。
おすすめ第1位
コスト
利便性
実用性
メリット:UIが直感的で初心者も安心/200以上の国・地域に対応/5G対応プランあり/Nord系の安心感
デメリット:最安値ではない/地域別プランが他社より少なめ
第2位 Airalo
Airaloは、圧倒的なプラン数と対応国の多さが魅力。
短期から長期まで「自分に合ったプランを見つけたい人」に向いており、初めてのeSIM選びでも安心できる定番ブランドです。
おすすめ第2位
コスト
利便性
実用性
メリット:対応国数200以上で保証範囲が広い/プラン種類が豊富で選びやすい/アプリ UI が洗練されている
デメリット:無制限プランがない/価格が最安でない地域もある
第3位 Holafly
Holaflyは「実質無制限」で容量を気にせず使えるのが最大の魅力。
多少割高でも、とにかく通信量を気にせずストレスなく使いたい人におすすめです。
おすすめ第3位
コスト
利便性
実用性
メリット:容量を気にせず安心して利用できる/主要観光地のカバーが広い/開通が簡単
デメリット:価格は割高/“無制限”でもFUP(速度制御)がある/国やプランによりテザリング制限あり
第4位 Nomad
Nomadは、短期旅行でコスパを発揮するサービス。
数日の海外旅行や出張にぴったりで、「安く・気軽に試したい人」に最適です。
おすすめ第4位
コスト
利便性
実用性
メリット:短期旅行(3〜7日)のコスパが良い/アプリが分かりやすく開通までが早い/主要国での回線品質が安定
デメリット:長期・大容量では割高になりやすい/国やプランにより5G非対応の場合あり
第5位 JAPAN & GLOBAL eSIM
日本国内と海外両方で使えるのが特徴で、「一時帰国や国内旅行にも対応したい人」におすすめ。
海外だけでなく、普段の国内利用も視野に入れる人にフィットします。
おすすめ第5位
コスト
利便性
実用性
メリット:日本国内回線と海外対応を兼ね備え/日本語サポート・決済手段が使いやすい/短期・中期旅行者に便利
デメリット:グローバル対応国数でAiralo等に劣る/料金面で割高になることがある/高容量プランで割安感が薄い
口コミ・評判(実ユーザーの声)
ランキングだけでは見えにくい“リアルな使用感”。ここでは実際のレビューや比較記事をもとに、各 eSIM の強み・注意点を整理します。
第1位 Saily の口コミ・評判
- UI のわかりやすさや、Nord 系セキュリティ企業運営の安心感が評価されています。
- 「設定がスムーズで初心者でも使いやすい」との声がある一方、「料金は最安ではない」「プラン種類が少ない」との指摘もあります。
第2位 Airalo の口コミ・評判
- 「購入・開通が簡単で、旅行初心者でも安心」という声が多数。特にアジアやヨーロッパで安定して利用できたとのレビューが目立ちます。
- 一方で「接続が不安定」「サポートが弱い」といった辛口の口コミも Reddit で散見されます。
第3位 Holafly の口コミ・評判
- 「ヨーロッパ周遊で自動ローミングでき便利」「複数国移動でも安定した」と高評価多数。
- ただし「地方や田舎では電波が弱かった」という指摘もあり、利用エリアによって差があるとの声もあります。
第4位 Nomad の口コミ・評判
- 「200以上の地域に対応し、料金も手頃」と評価されることが多く、プランの柔軟性を評価するレビューが目立ちます。
- ただし Reddit では「接続できなかった」「サポートが頼りない」との批判も散見。
第5位 JAPAN & GLOBAL eSIM の口コミ・評判
- 国内+海外利用可能な点に魅力を感じる利用者が多く、「一時帰国後もそのまま海外で使えるのが便利」との声が見られます。
- 一方で、海外専用ブランドに比べると「対応国数や速度が劣る」との指摘も一部あります。
※口コミは利用環境や端末によって異なるため、あくまで参考情報としてご覧ください。最新のサポート情報やレビューも併せて確認することをおすすめします。
用途別おすすめeSIMの選び方
総合ランキングでは「コスト・利便性・実用性」をもとに順位を決めました。
ただし、旅行期間や利用シーンによって“最適な選び方”は変わるため、次の章では“用途別のおすすめ”を別の視点で紹介します。
👉 ランキングを覆すものではなく、読者一人ひとりに合わせた使い分けの参考ガイドとしてご覧ください。
短期旅行(3〜7日/5GB以下)
「週末旅行」「3泊5日の出張」など、短期なら5GB前後の小容量で十分なケースが多いです。
- コスパ重視なら → Nomad(小容量プランが安く気軽に試せる)
- 選択肢の豊富さなら → Airalo(国数もプランも幅広く対応)
- 安心感と使いやすさ重視なら → Saily(料金は最安ではないが、アプリの直感性やサポートで“初めての海外旅行”にも安心)
👉 短期でも「とにかく失敗したくない」「初めての海外で不安」という人にはSailyがおすすめです。
中期滞在(8〜29日/10GB前後)
2週間〜1か月弱の滞在では、容量と料金のバランスが重要です。
短期プランを延長すると割高になるため、最初から10GB前後のプランを選ぶ方が安心。
- 柔軟に容量を選びたい → Airalo(複数国プランも充実しており、周遊にも対応)
- 長めの滞在で安定性重視 → Saily(アプリが使いやすく、延長・追加購入も簡単)
👉 中期は「Airaloで選択肢の広さ」か「Sailyで安心運用」の2択が基本。
長期滞在(30日以上/大容量)
留学や駐在など1か月以上になると、料金の見通しと安定性が最優先。
途中で通信が途切れたりサポートが受けられないと致命的なので、実績や安心感で選ぶのがおすすめです。
- 長期利用の安定感 → Saily(Nord系グループ運営の安心感、アプリで延長もスムーズ)
- 周遊や国またぎが多い人 → Airalo(地域周遊プランが豊富で複数国対応に強い)
👉 長期では「迷ったらSaily」、周遊ならAiralo、がわかりやすい判断軸です。
無制限プランが欲しい人
「動画もSNSも容量を気にせず使いたい」という人は、Holafly が選択肢になります。
無制限といっても速度制御(FUP)があるので注意が必要ですが、短期集中でたっぷり使いたい人に向いています。
よくある質問(FAQ)
無制限プランは本当に無制限?(速度制御について)
- 結論:多くの「無制限」には公正利用ポリシー(FUP)があり、一定量のデータ消費後は速度制限(例:1〜5Mbps程度)や一時的な帯域制御が行われます。
- 連続・大量通信後に速度低下/混雑時の優先度低下
- テザリング上限(例:1日○GB)や国による不可
- 国/プラン別で制御条件が異なる
- 公式のFUP記載(Terms/FAQ)を事前確認
- 動画視聴やアップロードが多い日はWi-Fi併用
- テザリングの可否・上限を国別に確認
※「完全に制限なし」は稀。実質は“上限高めの大容量”と理解すると齟齬が出ません。
通話・SMSは使える?
- 結論:旅行者向けeSIMの多くはデータ専用(Data-only)。そのままでは音声通話番号/SMSは付かないのが一般的です。
- IP通話・メッセージアプリ(WhatsApp/LINE/Messenger/FaceTime Audio 等)は利用可
- iMessage/FaceTime:Apple IDや既存の電話番号に紐づいて継続可(データ回線で動作)
SMS認証(ワンタイムパス):データ専用だけだと受信不可。必要な場合は
- 現地番号付きプラン(音声/SMS付き)を選ぶ
- 既存のホーム回線のSMSローミングをオンにして併用する(ローミング料金に注意)
- 国や事業者により例外:一部eSIMは音声/SMSアドオンあり。必要なら「音声付き」「SMS付き」表記の有無を要確認。
iPhone/Androidの設定は簡単?
結論:インストールは数分で完了するケースがほとんどです。
- Wi-Fi接続 → 公式アプリ購入 or QRコード受領
- 「モバイル通信プランを追加」からeSIMプロファイルを追加
- ローミングON/APN自動(自動で入らない場合は案内どおり手動設定)
- iPhone:iPhone XS/XS Max/XR以降(キャリアロック解除が必要な場合あり)
- Android:Pixel・Galaxy・Xperia等のeSIM対応モデル(モデル/地域によって可否あり)
- 端末ロック(SIMロック/地域ロック)→ 事前に解除確認
- インストールのタイミング:渡航直前〜現地到着後に実施(有効期限の起算条件に注意)
- プロファイル数の上限:端末により保管できるeSIM数に上限あり(例:iPhoneで8〜10件前後)。削除すると再発行が必要なプランもあるため、削除前に必ず確認。
- データの優先回線設定ミス → 既存回線とeSIMの優先データを正しく切替える
- テザリング:端末側は対応でも、プラン側が制限している場合あり(国やプランの注意書きを確認)
上記FAQで解説した内容を、主要5社ごとに一覧で比較しました。
事業者 | 無制限 / FUP(実態) | テザリング(Hotspot) | 通話 / SMS | 参考 |
---|---|---|---|---|
Saily | 一部で無制限プランあり。FUPあり(例:1日5GB超で当日速度制御)。 | 可能(公式でHotspot手順案内あり)。 | データ専用。電話番号/SMSなし。 | 公式FAQ |
Airalo | 無制限プランあり。FUPで日次減速あり。 | 原則可能(端末/ネットワーク依存)。 | 原則データ専用。一部「Data, Voice & Text」あり。 | 公式FAQ |
Holafly | 無制限系多数。FUPあり(日次で速度/用途制御)。 | 可能。旅行用は日次上限あり、月額Plansは無制限。 | 旅行用はデータ専用。月額Plansは番号付与(SMS受信可)。 | 公式FAQ |
Nomad | 容量制中心。FUP条件はプランごと。 | 可能(公式でサポート明記)。 | 一部プランはローカル番号付与。多くはデータ専用。 | 公式FAQ |
JAPAN & GLOBAL | 無制限プランあり(詳細は商品ごと)。 | 可能(FAQに記載あり)。 | データ専用(音声/SMS不可)。 | 公式FAQ |
※FUP=Fair Usage Policy(公正利用ポリシー)。「無制限」は多くの場合“高速通信は一定量まで”の意味です。必ず購入前に各プランの詳細を確認してください。
まとめ|旅行スタイルに合わせたベストeSIMを選ぼう
海外旅行での通信手段は、いまや eSIMがスタンダード になりつつあります。
従来のSIMやポケットWi-Fiに比べて、
- 差し替え不要でスマホだけで完結
- アプリで即日開通
- 世界200以上の国・地域に対応
という点で圧倒的に便利です。
この記事では 総合ランキングTOP5 と、
「短期/中期/長期/無制限」などの 旅行スタイル別のおすすめ を紹介しました。
要点の振り返り
- 総合的に安心して使いたいなら → Saily
- 小容量の短期旅行や周遊に柔軟対応 → Airalo / Nomad
- 通信量を気にせず使いたいなら → Holafly
- 国内+海外両対応を重視するなら → JAPAN & GLOBAL eSIM
最終的に「どれが自分に合うか」は 旅行の日数・使い方・安心感の重視度 で決まります。
迷ったらまずは 総合評価No.1のSaily から検討するのがおすすめです。
👉 海外旅行だけでなく、日本国内での利用を検討している方には、国内eSIMランキングTOP5の記事も参考になります。
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