海外旅行では、
「自分だけでなく家族も守れるのか?」
という不安がつきまといます。
エポスカードは無料で海外旅行保険がつく人気カード。
しかし、以下のような疑問はないでしょうか?
- 家族も補償される?
- 同行していれば対象になる?
- ゴールドなら家族もOK?
- 子どもはどうやって補償すればいい?
- 家族カードはどう扱われる?
ネット上でも情報が混ざっていて、初心者ほど迷いやすいポイントです。
まず結論を言います。
✔ エポスカードで家族が補償されるのは プラチナカードだけ
- 一般カード → 家族補償なし
- ゴールドカード → 家族補償なし
- プラチナカード → 家族特約あり(同行家族も補償)
つまり、
一般・ゴールドは 本人しか補償がつきません。

ゴールドにすると補償額は上がるけど、家族はカバーされないんだね…

はい。家族の補償は“別の選択肢”が必要になりますね
ここからは、
「どこまでが対象/どうすれば家族を守れるか」
をわかりやすく解説します。
一般カード・ゴールドカード・プラチナカード比較
ここからは一般カード・ゴールドカード・プラチナカードそれぞれの補償条件などについて解説していきます。
一般カードの利用付帯|家族は完全に対象外
まずエポスの一般カード(年会費無料)ですが、
✔ 家族は一切補償されません。
- 夫婦で旅行 → 片方のケガは補償されない
- 子どもがケガ → 補償されない
- 同行しても対象にならない
- エポスを持っている本人だけが補償対象
これは エポスカード付帯保険の約款に基づく事実 です。
よくある疑問として同行すれば対象になる?というのがあります。
結論:同行しても対象外です。
クレジットカード付帯保険は、
“カード会員本人” しか補償しません。

家族みんなで同じ旅行してても関係ないんだね…

はい。“カードを持つ本人”が前提です。
ゴールドカードの利用付帯|補償額は上がるが“家族補償はつかない”
次にエポスゴールドカード。
結論だけ言うと、
✔ ゴールドは補償額が上がる(治療費270→300万円など)
✔ しかし家族補償はつかない(一般と同じく本人のみ)
ここを誤解している人が多いです。
- ゴールド=家族にも補償 → ❌ 完全に誤解
- ゴールド=本人の補償が強い → ✔ 正しい
補償額は底上げされますが、
対象者はあくまで“本人のみ”です。

ゴールドにすると“家族の補償も増える”と思ってる人いるよね、僕も含めて・・

はい、現実は“家族には適用されないんです。
プラチナカードだけ“家族特約”がつく理由と対象範囲
エポスカードシリーズで、
家族にも補償がつくのはプラチナだけ です。
理由はシンプル。
✔ プラチナは年会費の高い“ハイグレードカード”
✔ プラチナのみ「家族特約」が用意されている
次の家族が補償されます。
- 配偶者
- 子ども
- 同居の親
- 同居の親族(約款に基づく)
つまり、家族全員が“カードを持っていなくても”補償されます。
ただし、プラチナは年会費が高く、
無料カードと比較する対象ではありません。
「年に複数回家族旅行に行く家庭」
「子どもが小さく医療リスクを気にする家庭」
こうした層には合理的ですが、
一般的な旅行者は別の手段を使う方が無難です。
エポスカード 家族補償の比較表(一般/ゴールド/プラチナ)
これまでの解説を一覧表にまとめました。
| 項目 | 一般カード | ゴールドカード | プラチナカード |
|---|---|---|---|
| 年会費 | 無料 | 5,000円 (※条件で永年無料) | 30,000円 |
| 海外旅行保険(本人) | 傷害200万/疾病270万 | 傷害300万/疾病300万 | 傷害300万/疾病300万 + 家族特約あり |
| 家族特約 | なし | なし | あり (配偶者・子・親など) |
| 家族の補償額 | ー | ー | 本人補償の一定割合(公式基準) |
| 利用付帯 / 自動付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯(家族特約も) |
| 賠償責任 | 3,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 |
| 携行品損害 | 20万円 | 20万円 | 20万円 |
| 救援者費用 | 100万円 | 100万円 | 100万円 |
| 対象家族範囲 | ー | ー | 配偶者・子・親(生計を共にする家族) |

こうして見ると、家族も守れるのは“プラチナだけ”なんだね

はい。一般・ゴールドは本人のみ。
家族もカバーしたい場合は、選択肢はプラチナ一択ですが、年会費が割高ですね。
家族に補償をつけたいときの“現実的な選択肢”
家族が対象にならない現実を受けて、
次の疑問が生まれます。
「じゃあ、家族はどうやって守るのが一番いいの?」
ここでは 事実ベースで最も合理的な方法 を、
“費用 × 安全性 × 手間” で整理します。
選択肢①:家族それぞれがエポスカードを持つ(最も安全・費用ゼロ)
もっとも実用的で、
多くの旅行者が選んでいる方法です。
家族それぞれがエポスを持つ
→ 全員が本人扱いになり、全員が補償対象
年会費は全員無料
→ 家族4人でも0円
発動条件は、全員が“旅行前に1回カードを使うだけ”
交通費(電車・バス・タクシーなど)を
家族それぞれがエポスで支払えばOK。

年会費無料だから、家族全員に持たせても負担ゼロなんだね

そうなんです。子どもも18歳以上ならエポスカードを作れるから、“家族全員での対策”が可能です。
選択肢②:子ども向けに“海外旅行保険”を個別に契約する
子ども(未成年)はそもそも個人名義でクレカ付帯保険がつかないため、
専用の海外旅行保険に加入するのが定番です。
メリット
- 数百円〜数千円で加入できる
- 治療費・救援費などが手厚い
- 年齢制限なしで家族全員カバー可能
- リスクの高い国(ハワイ・アメリカ)では必須レベル
デメリット
- 毎回費用がかかる
- 申し込みが必要
“無理のない最適解”をまとめると:
- アジア・ヨーロッパ短期旅行 → 家族全員エポス(無料)で十分なケースがある
- ハワイ・アメリカ → クレカだけは危険。追加の海外旅行保険が必須
ここは地域ごとの医療費水準から見ても事実です。
選択肢③:プラチナカードを使う(予算に余裕がある場合)
プラチナカードは年会費が高額なため、
万人向けではありません。
ただし、
- 年に複数回、家族で海外旅行
- 子どもの医療リスクに備えたい
- 家族全員にカードを持たせたくない
こうした条件なら選択肢になります。
プラチナ1枚で家族全員が補償対象
→ 持っていない家族もカバーされる
ただし実質無料にはならない
→ 年会費30,000円がかかります。(一般カードは無料、ゴールドも条件次第で無料)
よくあるQ&A
家族で一緒に旅行すれば補償される?
補償されません。エポスカードの海外旅行保険は、一般・ゴールドともに「カード会員本人のみ」が対象で、同行する家族は補償されません。
エポスに家族カードはある?
一般的な「家族カード制度」はありません。その代わりに、ゴールド会員以上が家族を紹介して発行できる「エポスファミリーゴールド」が用意されています。
ファミリーゴールドなら家族も補償される?
はい。ただし「ファミリーゴールドを持っている本人のみ」が補償対象です。たとえば、家族が本会員の紹介でファミリーゴールドを発行すれば、その家族本人が補償対象になります。
子どもはどう守ればいい?
子どもはクレジットカードを作れないため、「本人名義の付帯保険」は利用できません。子どもを補償するには、子ども用の海外旅行保険に加入するか、エポスプラチナカードの家族特約を利用する必要があります。
ゴールドなら家族特約はつく?
つきません。エポスゴールドカードは補償額は増えますが、補償対象は「本人のみ」です。
プラチナなら家族も補償される?
はい。エポスプラチナカードには家族特約があり、配偶者・子ども・親など(条件あり)も補償対象になります。家族がカードを持っていなくても補償されます。
家族特約の補償額は本人と同じ?
異なります。家族特約には“家族専用の補償額”が設定されており、本人より低くなるのが一般的です。詳細はプラチナカードの保険約款を確認する必要があります。
子どもが別行動していても補償される?
プラチナの家族特約の対象であり、旅行期間中であれば補償されます。ただし危険行為などは対象外となる場合があります。
家族が別日に出発しても補償される?
プラチナ家族特約では、同一旅行と見なされる場合は補償される可能性があります。詳細は保険約款に従います。
まとめ|エポスカードは“家族旅行の軸”になるが、家族補償はつかない
以上、エポスカードの利用付帯についての記事でした。
結論は
- 一般・ゴールド → 家族補償なし(本人のみ)
- プラチナ → 家族特約あり(配偶者・子ども等)
となります。
旅行エリア別でみると
✅アジア・ヨーロッパ(中〜低リスク)
→ 家族全員がエポスを持つだけで足りるケースあり
✅ハワイ・アメリカ(高リスク)
→ エポスだけでは危険
→ 家族全員に海外旅行保険をつけるのが安全
がひとつの最適解と言えるでしょう。
それでは良い旅を!

家族旅行だからこそ、しっかり備えて安心して楽しもう!

楽しみましょう!


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