「夫婦でリゾートバイト、どう思う?」
そう切り出した瞬間、
会話が少し止まってしまった——
そんな経験はありませんか?
条件を調べれば、
給料や仕事内容、寮の写真まで簡単に分かります。
実際、リゾートバイトの全体像や仕組みは、
すでにだいたい把握している方も多いでしょう。
それでも、
申し込む直前で足が止まる夫婦は少なくありません。
理由はシンプルで、
迷っているのは「情報」ではなく、
夫婦の中で、まだ話し切れていないことがあるからです。
- お金の話を、どこまで本音でできているか
- 体力の差や役割分担を、ちゃんと想像できているか
- 子どもや親に、どう説明するか決めているか
- 期間は「試し」なのか「腰を据える」のか
- もし合わなかったとき、どうするか決めているか
これらは、
求人サイトを何時間見ても、答えは出てきません。
実際にリゾートバイトを経験したシニア夫婦の多くが、
「仕事よりも大事だったのは、出発前の話し合いだった」
と振り返っています。
▶︎体験談はこちら
【実話レビュー】65歳男性が妻と1ヶ月の温泉地リゾートバイトへ── 得たもの、手放したもの、そして小さな失敗
この記事では、
夫婦でリゾートバイトを始める前に、
最低限話し合っておきたい5つのポイントを、
- 実際につまずきやすいところ
- うまくいった夫婦の考え方
- ケンカや後悔を避けるための視点
を交えながら、ひとつずつ整理していきます。
なお、
「そもそもリゾートバイトってどんな働き方?」
という全体像から知りたい方は、
先にこちらを読んでおくと理解しやすいです。
リゾートバイトはシニアでもできる?60代夫婦が知っておきたいメリット・不安・始め方
逆に、
「体力が不安」「年齢的に無理かも」と感じている場合は、
こちらで多くの疑問が解消されるはずです。
シニアでリゾートバイトは無理?よくある不安7つに全部答えます
この先の章では、実際に多くの夫婦がつまずいた順に、
「話し合っておいてよかった5つのポイント」を整理していきます。
- お金の話
- 体力と役割分担
- 家族への説明
- 期間の決め方
- ケンカを防ぐための約束
について、
「正解」ではなく
“夫婦ごとの落としどころ”を見つけるヒントをお伝えします。
読み終える頃には、
「申し込む・やめる」よりも先に、
「どう話し合えばいいか」が見えているはずです。
お金の話|「いくら稼ぐ?」より先に揃えるべきこと
リゾートバイトの話をするとき、
多くの夫婦が最初にぶつかるのが お金の話 です。
- 「月にどれくらい稼げるの?」
- 「生活費はどれくらい引かれる?」
- 「結局、貯金になるの?」
こうした疑問自体は、とても自然です。
実際、リゾートバイトの給料相場や収支感は、
事前に把握しておくべき重要なポイントでもあります。
ただし――
ここで多くの夫婦が、少しズレた話し合いをしてしまいます。
「金額」から話し始めると、噛み合わなくなる
よくあるのが、こんなすれ違いです。
- 夫:
「どうせ行くなら、少しでも稼げる方がいいだろ?」 - 妻:
「別にガッツリ働きたいわけじゃないんだけど…」
この時点で、
お互いが間違っているわけではありません。
ズレているのは、
「金額」ではなく
リゾートバイトに行く目的が、まだ共有されていない点です。
先に揃えるべきは「お金の使い道・位置づけ」
話し合いの順番を、こう変えてみてください。
- 今回のリゾートバイトは
- 旅行の延長なのか
- 生活費の足しなのか
- 老後資金づくりなのか
- 「稼ぐ」ことは
- メイン目的か
- ついでか
- 無理をしてまで
- 時給を優先するか
- 体力や環境を優先するか
この順番で整理すると、
自然とこう言葉が変わってきます。
- 「いくら稼げる?」
↓ - 「今回は、どんな時間にしたい?」
給料は「条件」ではなく「結果」として考える
シニア夫婦のリゾートバイトでは、
- 高時給=正解
- 長時間=正解
とは限りません。
実際には、
- 寮費・食費がほぼかからず
- 無理のないシフトで
- 結果的に手元に残る
というケースも多くあります。
「どのサイトを使うか」で
同じ働き方でも手取りが変わることもあります。
比較の視点は、次の記事で詳しく触れています。
シニア歓迎のリゾートバイトサイト比較5選【夫婦応募OKあり】

正直なところ、
「いくら稼ぐ?」って聞くの、ちょっと気まずかったんだよな。
目的まで考えてなかった気がする

だから最初は数字を決めなくていいんです。
「今回、何を大事にしたいか」だけ揃えば、
給料の話はあとから自然にまとまりますよ。
体力の話|「同じ仕事」を前提にしない
シニア夫婦がリゾートバイトを考えるとき、
お金の次に必ず出てくるのが 体力の不安 です。
- 「自分は大丈夫でも、相手がきついかもしれない」
- 「足を引っ張ってしまわないだろうか」
- 「若い人と同じように働けるのかな…」
この不安、とても自然です。
そして実は、ここで無理な想像をしてしまう夫婦ほど、最初の一歩が重くなります。
体力の不安は「比較」から生まれやすい
多くの場合、体力の話がこじれる原因はこれです。
- 若いスタッフと比べてしまう
- 夫婦で「同じ仕事・同じ時間」を想定してしまう
でも、実際の現場では
シニア夫婦=若者と同条件
という前提で働くケースは、ほとんどありません。
むしろ現実は逆で、
- 体力に配慮した配置
- 裏方・軽作業中心
- シフトや時間の相談が前提
という職場が多いのが実情です。
「体力差がある前提」で役割を分けていい
夫婦で話し合うときにおすすめなのは、
こんな考え方です。
- 二人で“同じ仕事”をする必要はない
- 二人で“同じ時間帯”で働く必要もない
- 大事なのは
👉 同じ場所で、同じ期間を過ごすこと
たとえば、
- 体力に余裕がある側
→ 少し動きのある仕事 - 不安がある側
→ 清掃補助・洗い場・裏方など
と役割を分けることで、
「一緒に来た意味」を保ったまま、無理を避けることができます。
不安があるなら「体力に合わせて選ぶ」が正解
リゾートバイトには、
- シニア向きの職種
- 動きが少ない仕事
- 接客が少ない裏方業務
など、体力レベルに合わせた選択肢があります。
「自分たちに合う仕事があるのか?」と感じたら、
職種を体力別に整理したこちらの記事が参考になります。
シニアでもできるリゾートバイトの職種ガイド|性格・体力・夫婦で選ぶ働き方
また、
「そもそも年齢的に無理なのでは?」
という不安が強い場合は、
多くのシニアが感じる不安をまとめた記事もあります。
シニアでリゾートバイトは無理?よくある不安7つに全部答えます
体力の話は「頑張れるか」ではなく「続けられるか」
ここで一度、視点を変えてみてください。
- ×「どこまで頑張れるか」
- ○「無理なく続けられるか」
この視点に変わると、
- 高時給でハードな仕事
よりも - 少し楽で、長く続けられる仕事
を選ぶ判断がしやすくなります。
そしてこの考え方は、
あとで出てくる「期間」や「ケンカ防止」の話にも
きれいにつながっていきます。

俺はまだ動けるつもりだけどさ、
無理させたら意味ないよなって思ってて。

その感覚が大事なんです。
「同じことをする」より
「同じペースで過ごせる」ほうが、
夫婦リゾバはうまくいきますよ。
家族(親・子ども)への説明|どう伝えると安心される?
夫婦の中で気持ちが固まってきても、
次に立ち止まりやすいのが 家族への説明 です。
- 「子どもにどう思われるだろう?」
- 「いい歳して働きに行くの?と心配されない?」
- 「もし何かあったら…と言われそう」
特にシニア世代の場合、
自分たちより、家族の反応が気になって踏み出せない
というケースはとても多いです。
家族が不安になる理由は「情報不足」
まず前提として知っておいてほしいのは、
家族が反対・心配する理由の多くは、
- リゾートバイトそのもの
ではなく - 「よく分からないこと」
にあります。
たとえば家族の頭の中では、
- どこで?
- どれくらいの期間?
- 誰と?
- 体は大丈夫?
- 連絡は取れる?
といった情報が、ほぼ空白のままです。
この状態で
「ちょっと働きに行ってくる」
とだけ伝えると、
どうしても不安が先に立ってしまいます。
「旅行」ではなく「短期の暮らし+仕事」と伝える
家族への説明でおすすめなのは、
リゾートバイトを 旅行 として話さないことです。
代わりに、
- 「1ヶ月だけ、温泉地で暮らしながら働く」
- 「寮付きで、生活費はほとんどかからない」
- 「仕事も体力に合うものを選んでいる」
といったように、
生活のイメージが湧く言葉で伝えます。
この伝え方に変えるだけで、
「遊びに行くの?」
という誤解は、かなり減ります。
期間・連絡手段・健康面はセットで伝える
家族を安心させるために、
最低限伝えておきたいのはこの3点です。
- 期間は決まっているか
- まずは短期(例:1ヶ月)
- 連絡は普段通り取れるか
- スマホ・LINEは問題なし
- 健康・保険面の備え
- 体調に無理のない仕事
- 保険や持病の確認は済んでいる
特に健康面については、
「ちゃんと考えている」と伝わるだけで、
家族の反応は大きく変わります。
この点は、
出発前に確認しておきたい項目をまとめた
こちらの記事が参考になります。
シニアがリゾートバイトに行く前に確認したい健康・保険のポイント
「反対されたらどうするか」も想定しておく
もう一つ大切なのが、
もし反対された場合のスタンスです。
ここで無理に説得しようとすると、
かえってこじれやすくなります。
おすすめなのは、
- 「まずは1ヶ月だけ」
- 「合わなければ帰ってくる」
- 「心配なら、途中で様子を見に来てもいい」
と、
撤退ラインを最初から伝えておくこと。
これは家族のためだけでなく、
夫婦自身の安心にもつながります。
「定年後の時間をどう使うか」という文脈で話す
子ども世代には、
リゾートバイトを単なる仕事ではなく、
- 定年後の時間をどう過ごすか
- 夫婦で何を大切にしたいか
という文脈で話すと、
理解されやすくなります。
この考え方自体をまとめた記事もあるので、
説明に迷ったときの参考としてどうぞ。
定年後に“旅先で暮らしてみたい”と思った人が知っておきたいこと

子どもに言うの、ちょっと緊張するよな。
心配させたくはないし…

だから「決まっていること」を先に伝えるんです。
期間・連絡・健康。
この3つが分かれば、家族は安心しやすいですよ。
期間の話|「最初から長期」を前提にしない
お金や体力、家族への説明が見えてくると、
次に悩みやすいのが 期間をどうするか です。
- 「せっかく行くなら、長めの方がいい?」
- 「短すぎると意味がない?」
- 「途中でやめたくなったら、迷惑じゃない?」
この“期間の迷い”が原因で、
申し込みを先延ばしにしてしまう夫婦も少なくありません。
シニア夫婦の多くは「まず1ヶ月」
実際にシニア夫婦のリゾートバイトを見ていくと、
最初から3ヶ月・半年というケースは少数派です。
多いのは、
- まずは2週間〜1ヶ月
- 合えば延長
- 合わなければ、予定通り終了
という考え方。
これは逃げではなく、
とても現実的で、うまくいきやすい選び方です。
「途中でやめられない」は思い込み
期間を決めるときに、
多くの人が無意識にこう思っています。
一度行ったら、最後までやらなきゃいけない
でも実際には、
- 最初から短期契約
- 更新は双方合意が前提
- 体調や家庭の事情で終了する人もいる
というのが現場のリアルです。
寮生活や現地での暮らしについても、
事前に知っておくと期間設定の不安が減ります。
夫婦で同じ職場&同室で働ける?リゾバの寮・生活のリアル
期間は「仕事」より「生活リズム」で考える
期間を決めるときは、
「どれくらい働けるか」よりも、
- 生活リズムは合いそうか
- 毎日のペースに無理がないか
- 夫婦で息抜きできそうか
といった視点で考える方が、
結果的に後悔が少なくなります。
その意味では、
- 観光地の雰囲気
- 周りに同世代がいるか
- 落ち着いた環境かどうか
も、期間の満足度に大きく影響します。
どんな人たちが働いているのかを知ると、
自分たちの過ごし方も想像しやすくなります。
リゾートバイトにはどんな人が多い?年代・職業・性格をシニア視点で徹底解説
「延長するかどうか」は、行ってから決めていい
ここで一番伝えたいのは、これです。
延長するかどうかは、現地で決めていい。
- 思っていたより楽しい
- もう少し続けたい
- 逆に、思ったより疲れる
どれも、行ってみないと分かりません。
だからこそ、
- 最初は短め
- 延長は“選択肢”として残す
この設計が、
夫婦でリゾートバイトをするうえで
いちばん安全です。

長く決めちゃうと、
途中で「やっぱり…」って言いづらいよな

だから最初から
「試しで1ヶ月」と決めておくんです。
延長は、気に入ってからで十分ですよ。
ケンカ防止|毎日一緒でもうまくいくための約束
正直に言ってしまうと、
シニア夫婦のリゾートバイトで一番トラブルになりやすいのは
仕事でも、お金でもありません。
「毎日ずっと一緒にいること」です。
- 職場も同じ
- 寮に帰っても同じ
- 休日も一緒
これまで
「朝は別々、昼は各自、夜に少し話す」
という距離感でうまくいっていた夫婦ほど、
この変化に戸惑いやすくなります。
ケンカの原因は「性格」ではなく「想定不足」
よくあるのが、こんな流れです。
- 最初の1週間は楽しい
- 2週目から疲れが出る
- ちょっとした一言が引っかかる
- 「言わなくていいこと」を言ってしまう
このとき、多くの人が
「やっぱり性格が合わないのかな」
と思ってしまいます。
でも実際は、
性格の問題ではなく、ルールを決めていなかっただけ
というケースがほとんどです。
出発前に決めておきたい「3つの約束」
ケンカを防いでいる夫婦に共通しているのは、
細かい決まりではなく、最低限の共通認識です。
おすすめは、この3つだけ。
① 仕事の愚痴は「時間制限あり」
- 愚痴を言ってもいい
- でも「延々と」はやらない
たとえば、
- 夕食後の30分まで
- それ以降は切り替える
と決めておくだけで、
仕事のストレスが生活全体に広がるのを防げます。
② 「一人時間」を遠慮しない
毎日一緒だからこそ、
- 散歩は別々
- 休憩時間は各自
- 寮で別のことをする
こうした
「一人になる時間」を意識的に作ることが大切です。
これは冷たい行動ではなく、
長く穏やかに過ごすための工夫です。
③ 合わなければ「やめてもいい」と最初に決める
これが、一番重要です。
- 体調がきつい
- 想像と違った
- 気持ち的にしんどい
そう感じたときに、
「せっかく来たんだから」
「もう少し我慢しよう」
と無理をしないこと。
最初から「撤退OK」にしておくと、
不思議なことに、
気持ちに余裕が生まれ、ケンカは減ります。
ケンカしなかった夫婦は「期待値」が低かった
実際の体験談を見ていくと、
うまくいった夫婦ほど、こう考えています。
- 完璧な毎日を期待しない
- 多少の不満は想定内
- 「合えばラッキー」くらい
リアルな声は、
こちらの体験談記事でも詳しく紹介しています。
【実話レビュー】65歳男性が妻と1ヶ月の温泉地リゾートバイトへ── 得たもの、手放したもの、そして小さな失敗
「仲良くする」より「こじれない設計」
大事なのは、
- 無理に仲良くしようとしない
- 分かり合おうとしすぎない
その代わりに、
- こじれにくい環境を作る
- 逃げ道を用意しておく
この発想に切り替えることです。
それができると、
リゾートバイトは
「試練」ではなく「ちょうどいい非日常」になります。

毎日一緒って聞くと、
仕事よりそっちの方が不安だったんだよな

だからこそ、最初に
「合わなければ帰る」
と決めておくんです。
逃げ道があると、人は優しくなれますよ。
まとめ|話し合いが終われば、次は「情報整理」
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事でお伝えした5つは、
どれも「正解を決めるため」のものではありません。
- お金
- 体力
- 家族
- 期間
- ケンカ防止
これらを
「どう話すか」「どこで線を引くか」
を整理するための視点です。
ここまで話し合えた夫婦なら、
次にやるべきことはシンプルです。
- 条件を整理する
- 自分たちに合う選択肢を知る
具体的な求人探しやサービス選びは、
こちらの記事で全体を比較してから進めると、
無理のない選択がしやすくなります。
シニア歓迎のリゾートバイトサイト比較5選【夫婦応募OKあり】
また、
「いきなり応募は不安…」という場合は、
夫婦の条件を整理する目的で
無料相談を使う、という選択肢もあります。
リゾートバイト.comの評判とシニア視点レビュー【無料面談の使い倒し方】
※ この段階では
「決める」必要はありません。
整理するだけで十分です。



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